雨漏り修理に役立つ道具を一挙紹介!修理方法についても解説します

工具

雨漏りは予期せぬところから突然発生することが多いです。
そのため、何からすればいいのか慌ててしまう方もいると思います。
一番の解決方法は、修理業者に連絡をしてすぐに修理してもらうことが一番ですが、修理業者がすぐに来てくれるとは限りません。
特に、台風等の自然災害が起こった後は、周辺の地域全域から修理の依頼が来ることが多く、修理業者の人手が足りなくなることがよくあります。
そのため、依頼をしても修理できる日程が1か月以上も先になるということもあります。
その間にも雨漏りや屋根の破損が直ることがないため、日常生活に負担が掛かってしまいますよね。

そこで、修理業者が来るまでに応急処置を行い、少しでも被害を食い止めることができれば非常に安心ですね。
では、応急処置をするにはどうすれば良いのか、どのような道具が必要となるのかをこちらの記事では紹介していこうと思います。
どれもホームセンターやインターネット上で購入することができますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

応急処置を行う際の注意事項

注意点

まず購入できる道具を紹介する前に、応急処置をするときの注意点から紹介します。
雨漏りを修理しようとする時には、危険やデメリットがいくつかあるため、まずはこちらをしっかりと確認してから作業をしましょう。
この応急処置はDIYとも言い換えられます。
DIYに関しては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
雨漏り修理はDIYで可能か?必要な道具や注意点について詳しく解説します

高所作業は危険が伴う

応急処置で最も注意すべき点は、危険が伴う作業であるという点です。
例えば、雨漏りの原因が屋根にある場合、屋根に上って作業をすることがあると思います。
また、屋根裏や外壁の高い位置なども、はしごなどを使って高所で作業することになると思います。
そのため、落下の危険性が常に考えられます。
特に屋根に上っての作業は、足場が滑りやすく危険です。特に雨が降った後は濡れているため、余計に滑りやすいです。
屋根からの落下事故は毎年のように報告されているため、この危険性があるということは充分理解しておきましょう。
事故が起きないように、事故が起きても被害が少ないようにしっかりと準備が必要です。
例えば、はしごや脚立を支えてもらうために、最低2名以上で作業することや、安全靴やヘルメットなどの防具も準備した方が良いでしょう。

もし、少しでも不安があるのであれば高所に登ることはやめて、他の部分の応急処置を行ってください。
応急処置をすることはもちろん大切ですが、一番は身の安全であることをしっかりと理解しておきましょう。

完璧を求めずに応急処置をする

応急処理をする際に良く陥ってしまうことが、完璧に修理をしようと思ってしまうことです。
プロのような技術はなくとも、目の前で起こっている雨漏りを止めるために、うまく修理をしようと考えてしまうことは多いと思います。
しかし、雨漏りの修理は専門的な知識や、複雑な作業が必要となります。
また、知識のないまま無理に作業をしてしまうと、悪化させてしまう可能性もあります。
そのため、雨漏り修理は完璧を求めず応急処置であることを念頭に作業をしましょう。
該当箇所を塞ぐことができるだけでも、充分に効果はあります。
最終的な修理は、ぜひプロの力を借りてください。

補償がない

応急処置を行っていた時、万が一失敗してしまったとしても、補償はありません。
修理専門業者であれば、作業している際に不備があった場合には補償がありますが、自分で行った場合には補償は一切なく、時間もお金も無駄になってしまいます。
修理箇所を直していたら、誤って他のところを傷つけてしまった、瓦を踏んで割ってしまったというような報告は、よく耳にします。
応急処置をしていたら、余計に修理箇所を増やしてしまったということが無いよう、充分注意して作業を行ってください。

身近に買える雨漏り修理で使われる道具

では、こちらからは身近で購入できる道具について解説をしていきます。
ホームセンターやネットショッピングでも購入できますので、ぜひ調べてみてください。

防水テープ

防水テープイメージ

まず、雨漏りの時に活躍するのが防水テープです。
防水テープは、水を弾く防水加工が施されているテープのことで、様々な場所に使用できます。
主に屋根や外壁のヒビ割れ、穴などを塞ぐ、窓の周りをテープで塞ぐ等で使われるケースが多いです。
種類によって多少のばらつきはありますが、数百円~数千円で購入することができます。
ガムテープのように扱うことができるため、1つ家庭にあると非常に便利です。
素材はアルミ製の素材と、気密防水テープがあり、アルミ製のテープは外壁や屋根の補修に、気密防水テープは窓枠やベランダ等で良く使用されています。
防水テープに関する記事は以下の記事も参照にしてください。
雨漏り修理に役立つ防水テープ!応急処置方法や注意点について詳しく解説

コーキング

コーキング作業

コーキングは屋根や壁のひび割れなどを補修する方法です。
コーキング材をコーキングガンと呼ばれる器具にセットして、ひび割れや隙間に塗布することで、そこからの雨漏りや水の侵入を防ぎます。
軽度なひび割れに関しては、素早く補修することができるため、一家に一つあっても良いかもしれません。
ただし、コーキング材には様々な種類があるため、自宅の壁や屋根に合わせた材質のものを購入するようにしましょう。
コーキングに関しては、こちらの記事も参考にしてください。
雨漏りはコーキングで修理可能!コーキングの方法や注意点を詳しく解説します

壁紙用の接着剤

壁紙の剥がれ

室内で雨漏りが発生すると壁紙やクロスにしみ込み、その部分が剥がれてくることがあります。
この剥がれを補修するのが、壁紙用の接着剤です。
該当箇所に塗布して、壁紙やクロスを貼りなおすことができます。
ただし、すでに下地にカビが生えていたり、ダメージを受けている場合は、下地の交換が必要となる場合があるため、下地の状態をチェックしてから使用しましょう。
下地の状態が見ただけではわからない場合は、修理業者に相談をしてみてください。

ブルーシート

ブルーシートでの応急処置

台風が去った後の屋根に、ブルーシートが使用されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
屋根が壊れてしまったときに、ブルーシートを屋根に敷いておくことで、さらなる雨水の侵入を防ぐことができます。
手軽な方法ではありますが、応急処置としては非常に効果が高く、1か月程度は問題なく屋根をカバーすることができます。
ただし、土嚢などでしっかり固定しておかないと、風に乗って飛んで行ってしまうため、十分気を付けましょう。
金額も比較的手軽に準備することができます。
ブルーシートに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
屋根修理に欠かせない!ブルーシートでの応急処置方法について解説

防水シート

防水シート

防水テープよりも広範囲な雨漏りに対しては、防水シートを使用するとよいでしょう。
防水シーとはホームセンターなどでよくロール状で売られており、ハサミやカッターで切るだけで簡単に使用することができます。
価格はシートの長さや大きさによってまちまちですが、1万円前後で購入できるものです。

その他応急処置に使える道具

バケツど雑巾

他にも屋根修理に使える材料はホームセンターに豊富にそろっています。
まずは、雨漏りが発生したときに家の中で水滴を受け止めるバケツやぞうきん、給水シートなどがあげられます。
家の中に水が漏れるとは、なかなか想定ができないため準備をしていない家庭も多いのではないでしょうか。
また、ブルーシートが飛ばないように止めるための土嚢袋などは、なかなか準備している家庭は少ないように思います。
身近にあるものも多いですが、意外と普段準備できていなかったり、忘れがちになることが多いものでもあるため、これを機に準備しておくのも良いでしょう。

代表的な応急処置の例

点検する人

では、上記の道具を使ってできる応急処置について紹介していきたいと思います。

室内の雨漏りはバケツや雑巾で雨水を受け止める

最も簡単で手軽な方法ですが、室内に雨水がぽたぽたと落ちてきている場合は、バケツや雑巾を使ってそれを受け止めます。
受け止めるだけでは意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、これは被害を床や家財などに広げないために重要な処置です。
雨漏り修理している部分だけでなく、床や家財まで修理や買い替えが必要となると、修理費用がかさんでしまいます。
日常生活にも影響が出てしまうため、室内の雨漏りを見つけた場合は、直ぐに対処するようにしましょう。

防水テープを貼る

防水テープは様々な場所で活用することができます。
外壁や窓であれば該当箇所に貼ることで雨水の侵入を防ぐことができ、屋根であれば瓦のヒビを補修したり、剥がれた屋根材を固定することもできます。
効果が何カ月も長持ちするものではありませんが、非常に手軽に応急処置をすることができます。
数週間であれば効果が持続するので、修理業者が来るまでの間の処置としては十分な効果があります。

コーキング材で補修する

コーキング材を使ってひび割れや隙間を埋めることも、重要な補修です。
屋根にひびが入ってしまったときや、隙間が空いてしまったとき、外壁の隙間もコーキング材で補修が可能です。
素材に合ったコーキング材の準備や、コーキングガンを購入することなど、多少は金額が掛かりますが、防水テープ等で補修するより長持ちします。
ただし、注意点としては、むやみに隙間をコーキングで埋めてしまうと、本当は排水口となっている部分をコーキング材で埋めてしまうこともあります。
排水がうまくできないと、雨漏りが悪化して野地板が腐ってしまうことがあるため、充分に注意して作業をしましょう。
効果が長持ちする分、しっかりと補修できてしまうというデメリットもあります。

まとめ

今回は雨漏り修理の際に使える道具について紹介をしてきました。
紹介した道具は、手軽に購入することができますが、応急処置としては充分な効果があるものばかりです。
雨漏りはいつ起こるかわかりませんので、万が一のために準備しておくことをおススメします。
また、冒頭でも記載していますが、応急処置をする際には安全をまずは第一に考えて作業を行ってください。
応急処置は長くはもちませんので、必ず修理業者に依頼して、完全に修復してもらうようにしましょう!

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