屋根修理で使える材料を紹介!DIYの方法も詳しく紹介

屋根塗布

屋根修理をしなければならない場面は突然やってきます。
台風や大雨の次の日に、屋根の一部が損傷していたり、雨どいが壊れていたり。
知らず知らずのうちに雨漏りが発生しているということもあります。
その状態であれば、応急処置でもいいから修理をしておきたいと思うことでしょう。
今ではDIYの人気も高まっており、数多くの工具や材料が店頭に並んでいます。
その中で「屋根修理で役立つ材料はどんなものがあるのか。」「屋根修理で役立つ材料の使い方や応急処置の方法を知りたい!」という方に向けて詳しく解説をしていきます。
DIYの方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

屋根修理によく使われる材料を紹介

まずは、屋根修理によく使われる材料をご紹介します。

ブルーシート

ブルーシートでの応急処置

屋根が壊れて応急処置が必要な時、最も手軽で効果のある応急処置方法はブルーシートでカバーする方法です。
金額も安価で抑えることができ、手軽な方法ですが充分に効果のある材料です。
ブルーシートに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
屋根修理に欠かせない!ブルーシートでの応急処置方法について解説

防水シート

防水シート

屋根の劣化による簡単な補修や簡単な屋根修理の場合は防水シートがよく使われます。
ホームセンターなどでよくロール状で売られており、ハサミやカッターで切るだけで簡単に使用することができます。
この防水シートは貼る屋根材の材質を選ばずに使えるため、非常に便利です。
価格はシートの長さや大きさによってまちまちですが、1万円前後で購入できるものです。

コーキング材

コーキングガン

屋根や壁のひび割れなどを補修する方法として、コーキングが良く用いられます。
このコーキング材をひび割れや隙間に塗布することで、そこからの雨漏りや水の侵入を防ぎます。
使用する際はコーキングガンと呼ばれる器具にコーキング材の入ったカートリッジをセットし、隙間を埋めていきます。
軽度なひび割れに関しては、素早く補修することができます。
ただし、コーキングはあくまで応急処置であるため、最終的には専門業者による修理が必要となります。
コーキングに関しては、こちらの記事も参照にしてください。
コーキングで屋根修理や雨漏りを修理!施工時の注意点を詳しく解説

アルミテープ

アルミテープ

屋根材の割れなどには、アルミテープを貼ることでも簡単に応急処置することができます。
防水シートとは違い、簡単に扱えるため、細かいところの割れを直ぐに補修できます。
屋根材の形状に馴染みやすいため、目立ちにくいところもメリットです。
また、ビニールテープ・ガムテープよりも耐久性があるため、多少長持ちする点もメリットです。

その他に屋根修理に使える材料

他にも屋根修理に使える材料はホームセンターに豊富にそろっています。
例えば屋根修理でブルーシートを使用する際に必要な土嚢袋や、固定するための頑丈なテープ。
屋根修理だけでなく、室内で雨漏りが発生してしまったときに使える吸水シート
やバケツなども屋根修理に関わる材料として必要になります。
身近にあるものも多いですが、意外と普段準備できていなかったり、忘れがちになることが多いものでもあるため、これを機に準備しておくのも良いでしょう。

屋根修理のDIYはおススメ出来ない

困る女性

さて、ここまで応急処置に使える材料について解説をしてきました。
材料が揃えばDIYで修理することは可能ですが、DIYはあまりおススメ出来ません。
まったく不可能ではありませんが、以下の注意点をよく確認した上で行うようにしましょう。
DIYに関しては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
屋根修理は自分でDIYできる?必要な工具や方法を詳しく解説!

DIYは危険が伴う

DIYを行う上で最も注意しなければいけない点は、危険が伴う作業であることです。
屋根修理は高所作業が多く、万が一落下してしまうと大事故に繋がりかねません。
そのため、DIYを行う際には、安全対策を充分して行う必要があります。
はしごや脚立を支えてもらうために、最低2名以上で作業することや、安全靴やヘルメットなどの防具も準備した方が良いでしょう。
もちろんこれらの道具を揃えるのも費用が掛かります。
DIYには危険がつきもので、費用も掛かるということを頭に入れた上で取り組むようにしてください。

仕上がりが不十分になることがある

屋根修理は、作業前に破損箇所の撤去や洗浄、下地処理などの工程が必要になります。
慣れていれば問題ない作業ですが、もし不慣れのまま作業を行ってしまうと、仕上がりにムラができてしまい、不十分な仕上がりになる可能性があります。
不十分な仕上がりでは、かえって新たなトラブルを引き起こしてしまう可能性も充分あります。
知識のないまま無理に作業をしてしまうと、悪化させてしまう可能性があることは充分注意しましょう。

補償がない

万が一DIYで失敗してしまったとしても、補償はありません。
修理専門業者であれば、万が一の時には補償がつきますが、自分で行った場合には補償は一切なく、時間もお金も無駄になってしまいます。
修理箇所を直していたら、誤って他のところを傷つけてしまった、瓦を踏んで割ってしまったというような報告は、よく耳にします。
そのため、少しでも難しい作業が必要な場合は、専門業者に依頼した方が確実です。

DIYにもメリットはある

メリット

DIYはあまりおススメ出来ないことを解説してきましたが、もちろんDIYにもメリットはあります。

費用が安い

まずは、費用面を安く抑えることができるのが最も大きなメリットです。
材料や備品の準備は必要ですが、工事を依頼するよりも圧倒的に安く修理を行うことができます。
屋根修理は大きな金額が掛かる工事であるため、一部でも費用を抑えて工事ができるのは大きなメリットです。

素早く応急処置が行える

屋根修理業者に依頼すると、直ぐにその場で修理ができるわけではありません。
見積もりや工事日程の調整などを含めると、最短でも1週間以上程度は工事までに時間がかかります。
そのため、直ぐに処置が必要な場合には、DIYで応急処置をすることで被害を最小限に抑えることができます。
あくまで応急処置ではありますが、一時的でも処置ができる点は大きなメリットです。

代表的なDIY工事について

DIY

では、もしDIYで工事をする場合に、DIYでも比較的修理可能な箇所について紹介をしていきます。

雨どいの部分補修

雨どいが劣化してひびが入ってしまった、木の枝や葉で詰まってしまったといった場合は、自分で修理することが可能です。
異物が詰まってしまったときには、しっかりと掃除を行い、ひび割れや穴が開いてしまった箇所には、市販の補修テープを巻くことで修理することができます。
雨どい用の市販テープがホームセンター等に売っていますので、そちらを購入しましょう。
あくまで応急処置にはなるので、雨どいが劣化して折れてしまったような場合には、交換の修理を依頼しましょう。

屋根に防水テープを貼る

屋根の劣化や多少の損傷であれば、防水テープを使うことで応急処置をすることができます。
屋根に落下物があり、穴が開いてしまったときなどでも防水テープは大活躍します。
こちらの防水テープもホームセンター等で購入できるため、そちらを購入してください。
ただし、こちらも応急処置ですので、長期間効果が持続するものではなく、一時的な処理であることを覚えておきましょう。

屋根材をコーキング材で補修する

屋根材のひび割れなどもコーキング材で補修することができます。
ただし、むやみに隙間をコーキングで埋めてしまうと、本当は排水口となっている部分をコーキング材で埋めてしまうこともあります。
排水がうまくできないと、雨漏りが悪化して野地板が腐ってしまうことがあるため、充分に注意して作業をしましょう。
また、こちらの作業はあくまで応急処置程度ですので、雨漏り等がひどくなってきた場合は、修理を依頼するようにしましょう。

部分的な瓦の交換

瓦が1枚割れた程度であれば、自分で交換することも可能です。
ただし、築20年以上経過していない瓦屋根であると、ビスや釘で固定されているため交換ができません。
昔ながらの製法で作られた屋根であれば、瓦が固定されていないため交換することができます。
割れた部分の瓦を取り除いて、新しい瓦をはめ込みましょう。
瓦屋根は滑りやすいため、足元には充分注意して作業を行いましょう。

屋根修理をDIYした費用と業者の修理費用

費用見積もり

実際に自分で修理した場合の費用と、業者の相場について解説していきます。
あくまで参考値ですので、実際の金額は見積もりや使う材料によって異なります。

 修理内容 DIY費用 業者費用
防水テープでの修理 \2,000~ \30,000~
コーキング材による補修 \5,000~ \50,000~
部分的な瓦交換 \3,000~ \30,000~

DIYで行ことで、費用を約1/10に抑えることができるようです。
ただし、あくまでも応急処置となるので、将来的には屋根修理業者による修理が必要になると考えましょう。
屋根修理工事の費用相場については、こちらの記事で解説しています。

まとめ

今回は、屋根修理に使える材料に付いて詳しく解説をしてきました。
現在はDIY等が流行していることもあり、ホームセンターで多くの材料を仕入れることができるようになりました。
そのため、屋根修理を検討している方は、一度ホームセンターで何が使えるのかを見てみると良いかもしれません。
ただし、自分でDIYを行うには危険がたくさんあります。
普段から慣れている方であれば問題ありませんが、屋根は高所作業で危険です。
ぜひ無理をせずに専門業者に依頼することも考えましょう!
困ったときには、ぜひ気軽にご相談ください。

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